ねたの記録

今日の話は、具体的にすると色々な意味で問題があるので
ほとんどを匿名にします。すみません。
また、この話をして下さった方によると、
実際に体験したという方が
精神的に落ち着いた状態ではなかったとのことで
私も半信半疑で聞いた話です。
ただ、その後、「嘘だった」という事も判明していないので、
ここに載せることにしました。

ある片田舎での事だそうです。
田舎といっても人は住んでいますから
いろいろもめ事は起こります。
しかし、殺人事件などというものは１０年に一度、
あるかないかぐらいの、まあ田舎町での事です。

話をして下さった方をＡさんとしておきます。
そして実際に体験されたという方をBさんとします。
ＡさんとBさんはある仕事を通じての知人だったそうです。

ある日、仕事場で話をしていたとき、
BさんがＡさんにぽつりともらしたそうです。
「最近、Ｃさんが枕元に立つんだよねえ」

Ｃさんというのは、Bさんが勤めている、
もう一つの職場の経営者です。
なぜか１週間ほど前から留守にしてみえて
職場も休みになっていたそうです。
そのＣさんが、寝ている時に夢枕に立つというのです。

何かあったんじゃないか、と思い、
ＡさんとBさんは、Ｃさんのところへ行ってみることにしました。
相変わらず留守になっていましたが、
同じくその職場で、中心となって働いていたＤさんがいたそうです。
「Ｃさんはいないよ」とＤさんは言ったそうです。
それ以上はどうすることもできず、帰ったそうですが、
相変わらずBさんの夢枕にＣさんが現れつづけました。

その後、しばらくしてＣさんは無惨な姿で発見されました。
バラバラ殺人事件ということで、
田舎町は上へ下への大騒ぎになりました。

犯人はＤさんだったそうです。

この話、後日談があります。続きます。